ハワイに向かう機内にいるようなサービス
タラップを上り、CAの案内で席に着きます。窓から外を見ると、本当にこれからハワイに向けて飛ぶのではないかという錯覚に陥りました。だって、本物の機長の挨拶まであるのですから。
「今回は揺れることがないのでシートベルトの着用は不要です」というアナウンスに乗客のムードも和みます。間もなくして、CAがミールカートを押して通り過ぎていきました。そして、懐かしい香りが機内に。お待ちかね、機内食の時間です。
この日、提供されたのは人気メニューのビーフハンバーグステーキ。特製デミグラスソースの香りが食欲をそそります。今回、私が乗ったのはエコノミー席ですが、「レストラン FLYING HONU」には、このほかにプレミアムエコノミー、ビジネスクラス、ファーストクラスの4つのサービスがあります。「エコノミーでこれほど満足できる食事をいただけるなら、ほかのクラスは一体どんな感じなのだろう?」と興味がわきます。
満腹後の機内見学ツアーで胸がいっぱい
食事後は再びバスに乗り、隣に駐機している機体(1号機)で機内見学。普段のフライトであれば、違うクラスの様子をじっくり見ることはできませんが、「レストラン FLYING HONU」では、ほかのクラスの見学が可能なのです。機内に入ると、エコノミー席後方へと促されます。「デッキ後方から上に行けたかな?」と不思議に思っていると、細い階段が見えました。「普段、客室乗務員が使用する階段です」と説明を受けて納得です。
階段を使ってアッパーデッキへ。そこには全73席のプレミアムエコノミークラスが広がっていました。さらにその前方は全56席のビジネスシート。各クラスにはCAが待機していて、丁寧に座席の装備やしつらえの説明をしてくれます。一部の席は使用可能で、魅惑のフルフラットシートを体験することができます。お腹がいっぱいの状態で座るとすぐに睡魔が襲ってきました。恐るべし、ビジネスクラス! この先にはどんな世界が広がっているのでしょう。
「もしかするとこの先は?」とCAに訊ねると、「ぜひ、ファーストクラスへ!」と誘われます。
「まるで茶室……」。シックな色調の中に、どこか和のテイストを感じる上質な8席からなる贅沢な空間です。にこやかなCAに促されて、シートに座らせてもらいます。「このまま座っていたいな」と思わせる居心地の良さでしたが、楽しみはいつまでも続きません。残念ながら、そろそろ「レストラン FLYING HONU」の閉店時間です。飛行機を降り、バスで到着ロビーへ向かいます。
コロナ禍という向かい風だからこそ誕生したユニークな機内食レストラン。普段のフライトとは違うこの飛行機体験には、遠くに行かずとも、今の自分の「好奇心」を十分に満たしてくれる工夫が詰め込まれていました。
「レストラン FLYING HONU」はやさしいハワイの風を運んでいます。この風はやがて大きくなり、私たちをハワイへと運んでくれるはずです。その時は必ず「FLYING HONU」に乗ってハワイに行こう。そんな想いを手土産に、成田空港を後にしました。
- 記載の内容は2022年1月現在の情報です。変更となる場合があるのでご注意ください。
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